世界は49対51で正しいことが勝つ

フォーサイトクラブ・セミナー「ウェブ社会『大変化』への正しい対応・間違った対応」梅田望夫さん講演ログ

表題は、梅田望夫さんが講演後の質疑応答で、以下の質問に答えたものです。

質問:

総表現社会において正しい・間違った情報が出てくるだろうけど、そういうのはどうやって担保されるんでしょうか?

梅田さんの答え:

哲学的な世界観なんですけど
若い人は世界は49対51で正しいことが勝つとおもってる

日本のエスタブリッシュメントの人は、
ひとつ悪いところを見つけて全部悪いというけど
インターネットは真っ白にならない

でも、最後の最後で、ギリギリのところで善意とか人間のいいほうのことが
勝つという世界観が、インターネットに住んでいる人は実感してるんじゃないか

本質的なところを言い当てているなあと思いました。
特に「善意とか人間のいいことのほうが勝つ世界観」という言葉に対して、梅田さんが感じている「希望」のようなものに共感しました。

そこで思い出したのが、村上龍が2002年に発表した「希望の国のエクソダス」という小説です。この作品の中で、作者は「この国には、何でもある。でも希望だけがない。」と主人公の中学生達に語らせます。大人たちが作ってきた疲弊した社会に、子供達は希望を見出すことが出来なかったのです。やがて自分達だけで資金を調達し、北海道に独自の経済圏を形成して、大人たちには成しえなかった、希望ある社会を築いていきます。

現在、この小説に描かれたような世界が、現実に起こりうるに十分な環境が、すでに存在しています。ネットゲームで仮想の通貨を稼いで、オークションで販売し、現実のお金に変えるとか、ブログの広告で稼いで、株式投資を行うなど、中学生でも十分な収入を得ることができます。

それでもやはり、中学生を中心にして物語にあるような世界が、現実に起こるとは考えにくいですが、少なくとも、インターネットで、自身を表現する手段を手に入れた若者達は、「自分を取り巻く世界の仕組みは、自分達の力で変えられるんじゃないか」と考えはじめているのではないでしょうか?

今回の選挙では、マスメディアが一斉に小泉支持的な報道に傾きましたが、これもインターネット上の、ブログなどで醸成された世論が、各社の報道姿勢に影響したことは間違いありません。また、直接的にも候補者選定に与える影響も大きなものがあったと思います。

無党派層と呼ばれ、既成の選挙支持基盤を持つ政党からは、政治勢力として無視されてきた存在が、実はインターネットの世界では、オピニオンリーダーとして大きな発言力を持っていることに気づいたところに、今回の勝利者側の戦略の正しさを見ます。

梅田さんが指摘するように、インターネットの世界を知る人と、そうでない人で世界が二分されていく中、インターネットのある世界に生まれた若者達が作る世界には、「希望」があり続けることを願います。

早朝ゴルフ

今日は早朝6:00からゴルフ。
森松で始業前にハーフラウンド 。初心者向けゴルフ教室の一環です。
6人2組、うち初コース3名のラウンド。マイパーティーは、全くの初心者のK・T(♀)さんとラウンド経験数回のS・Tさん。
始まりの3ホールぐらいは、いろいろ教えなくちゃいけないのと、プレーが遅くなって後ろの迷惑にならないようにって、必死でゴルフどころじゃなかったんだけど、朝早くのスタートで後続がほとんどなかったみたいなのがわかって少し安心。4ホールめぐらいからは、普通にプレー出来るようになった。
スコアは前半3ホールのOB3連発&3パットでむちゃくちゃだったけど、4ホール目からは何とかまともになって44(ちなみにパーは32)40ぐらいじゃないといけないんだけどね。

しかし、さすがに仕事のほうは夕方あたりになると、かなりきつくて、午後の会議はしんどかった。
20代の頃は、早朝ゴルフでハーフラウンドして、午前中サッカーの練習して、午後から仕事なんて、なんともなかったんだけどねぇ。

ヘルニア再発中っぽいので、ほどほどにしておかないと。

Google Blog Search

Google Blog Search が始まりましたね。

BloggerのDashboardに「ブログ検索」ってパーツも付いてた。(見た目はBlogger風ですが中身はおんなじ)

これでやっとBloggerが日本でもメジャーなブログサービスになるんじゃないかな。
エントリーの表示順もGoogleだからデフォルトがrelevanceだったりするのがうれしい。もちろんAtomRSSへの出力もばっちりなのは当然。まずは、来訪者アップに期待なのデス。

Google Blog Searchの日本語の説明はこちら

そして、何も始まらなかった。

不思議な少年 (2)
山下 和美

講談社
2002-06-21
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おすすめ度 

胸にささったのは、第4話「鉄雄」。

終戦まもなくの日本。神に愛された声を持つ少年「鉄雄」は、広島なのか長崎なのか「西の方」の被爆(詳しくかかれてない)により、短い生涯を閉じる。「鉄雄」の何も始まらなかった短い生涯が、ただただ悲しい物語。(涙)

スキャナで写真整理

先日ヤフオクで落札したスキャナ、EPSON GT-8700F(透過原稿ユニット付)を設置した。
落札価格は¥3,000-、送料¥1300-で合計¥4,300-也。程度も良好(ほとんど使ってなさそう)で、もちろん完動。
1600dpiと解像度がイマイチだけども、目的はFlickrデジタルアルバム化なんで、解像度はそこそこであれば文句なし、ポジからのスキャンがかなりあるので、透過原稿ユニットがついていたの購入びポイント。

で、早速使ってみると、この透過原稿ユニット、一度に4枚までの35mmのポジフィルムを並べることができて、自動検知で、順番に個別の4枚の写真として読み込んでくれる。
これは、なかなかベンリ、とりあえず50枚ぐらいのポジを読み込んでみたけど、たまに検知に失敗するけど、ほぼ自動検知もOK。
失敗するパターンとしては、ポジのスライドの表面に書き込みがしてあるものは、裏側から取らないと自動検知してくれないということかな。

なので、結局は一度スキャンして、反転してから保存しないといけない、というのが難点。まあそれでも、ずっと埃をかぶっていた写真が、デジタル化されて、いつでも見られるようになるのはうれしい。

写真はバリのウブドゥのホテルの通路脇の池の石像 トボケた顔がいい感じ。

カリブの熱い夜

カリブの熱い夜 ― オリジナル・サウンドトラック カリブの熱い夜 ― オリジナル・サウンドトラック
フィル・コリンズ スティービー・ニックス ピーター・ガブリエル ビッグ・カントリー マイク・ラザフォード キッド・クレ オール&ザ・ココナッツ

イーストウエスト・ジャパン
1998-08-26
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1984年公開(米)の映画のサントラ版。(原題:AGAINST ALL ODDS)
15、 6年ぐらい前に、会社の友達3人で、週に1、2回、いろいろなテーマを決めて、各自1本ずつ、おすすめのビデオを持ち寄ってみんなで観る。でもっ て、一番面白いのを持ってきたヤツが偉い。っていう「佐古フィルムアカデミー(溜り場の友人宅が徳島市佐古一番町というところにあったので命名)」の 「カッコイイ映画」部門で、見事1位に輝いた作品。

ちょっと悪女なヒロインのレイチェル・ウォードが最高。主人公のジェフ・ブリッジスが駆るフェラーリ308GTでのカーチェイスシーンもとってもバブリーでカッコよかった。(当時バブルまっさかりの頃だったからね)

フィル・コリンズの主題歌「見つめてほしい」をはじめ、ピーター・ガブリエル、ラリーカールトン、また映像の中で演奏シーンもあった、キッド・クレオール&ココナッツ、(ファッションが必見、ズゴくかっこいい。)など、とにかく音楽がいい。

自分史に輝く1枚ということでCD購入。

CMとばしについて

CM飛ばし対策協議会設置の動き(スラッシュドットジャパン)

これってけっこう問題になってるみたい。
もちろん自分も録画見るときにCMは100%カットしますよ。

ということで、自分が見ている(録画じゃなく)テレビ番組とはどんなのかというと

  • そんときたまたまみていた。=>まあ、見ても見なくてもどうでもいい番組
  • 録画じゃなくリアルタイムで見たかった。=>主にスポーツかニュース

ということは、CMを見ている番組は、どうでもいい番組か、リアルタイムで見たい番組で、「どうしても見たい」っていう優れた番組ほど、CMは見られないって事だな。

視聴率は、録画視聴はカウントされないから、「視聴率が良い番組」イコール「見たい番組」は成り立たない。とするとTVCMの価値が変わってくるんじゃないかな。そろそろTVも変わっていかないと。

首長の責任

アメリカ南東部をおそった、大型のハリケーンカトリーナによる被害だけど、マスコミ、連邦政府、ルジアナ州知事、ニューオリンズ市長の危機管理能力の欠如による人災の部分も大きい。

特に、ルイジアナ州知事だか、ニューオリンズ市長だったか忘れたけど、略奪行為を容認するような発言をして、警察・州兵なんかの治安維持機能不全を招してしまった。結果は見ての通りで被災地をさらに深刻な無法地帯としてしまった。

こ ういう、災害とかで、一時的な治安の不安定な状態になったとき、あちこちで略奪が起こるなんて国がアメリカ合衆国なのですよ。世界一の強国だし、経済的な大国だけども、こんな愚かで恥ずべき行為が横行するなんて情けない。

困 難なときほど、助け合いが出来る社会が、本当の意味で文化的に豊かな社会であるといえるので、この国(アメリカ合衆国)が、世界的なリーダーシップをと るにふさわしい国とは言いがたいよね。こんな国が世界のリーダーとして、アメリカ的な自由な国家を押し付けられる諸国は、たまったもんじゃない。

一方、日本国内でも、「貧富層の二極化が進んで行くのではないか」なんて言われている。アメリカのように、災害発生と同時に、略奪が起こるような社会になっていくということなのか。日本人の精神や文化が、こんなアホな国に影響されてはいけない。

ルイジアナの話の戻るけど、日本でも地方政治の首長選挙っていうのは、政策やその人自身の政治姿勢などは、だいだいそっちのけで、選挙民にはわからにように、裏側で巧妙に地域の利権構造の奪い合いに一生懸命になっている。

選挙なんてのは、候補者の名前連呼なんかして、わざと若者なんかを政治嫌いに仕向けて、投票率を下げている作戦としか思えないよね。

しかし、今回の問題から、災害時の首長の果たす役割の重要性を認識したので、次回からの選挙の際の重要な候補者選定の条件として、災害時に、ここ一番のリーダーシップを発揮し、危機管理能力が高いと思える候補者を選ばないといけない、と思う。

東京タワー

東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリー・フランキー

扶桑社
2005-06-28
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おすすめ度 

「ほぉ、リリー・フランキー、はじめての長編小説なんだ。初版1万部ってとこかな。まっ、そんな売れないだろうな、ここはオレが買っとかないと。」ってことで、「ボブ・ディラン自伝」と一緒に買って、しばらく放置してたのだけど、これがビックリの大傑作。
ホボ日」でインタビュー記事を見たら、なんと1カ月で10万部突破だそうで、リリーさん大変失礼しました。

アホなもんで、
子供なんてのは、
理屈じゃわかってるつもりが、
亡くしてはじめて
自分の命は親からもらったもんなんだって事に
本当に気づいたりする。

眉、 瞼、まつ毛、瞳、鼻、上唇、下唇、耳たぶ、つむじ、頭の形、顎、ホクロ、肩、腕、骨盤、咳払い、あくび、くしゃみ、イビキ、O脚、居眠りのときの口、早食 い、長グ ソ、おならの音、やわらかいごはん、いりこ出汁の味噌汁、魚肉ソーセージ、日清焼きそば、そ ば米のお汁、搾りたての牛乳、はったい粉、イタドリ、カエルの声、農業用水、ヒル、ヨモギもち、張子の虎、ファンタ、スイカ、カブトムシ、かき氷、 蚊とり線香、ねずみ花火、天花粉、ドーナツ、プリン、梨、トンボ、サトイモの煮物、おはぎ、甘酒、アジの姿寿司、湯豆腐、ココア、編み機、編み棒、毛糸 玉、豆炭アンカ、聴診器、自転車の後ろ、工場、木屑、金槌、電ノコ、コンプレッサーの音、軽トラ、サニー…。

体のあちこち、隅々、
頭の中のソコココに、
オトンとオカンがいるのだ。

ケータイでSkype

Skypeがケータイで使えるようになった。
いつかは始まると思ってたが、まずはドイツから。

E-Plusは昨年からW-CDMAでの3Gサービスを導入。iモード世界戦略陣営の一角だ。
てことは、国内ではまずドコモか?(先行してはやらないだろうね)
ボーダフォンは国内ではしんどいけど、世界シェアから戦略上あんまりメリットない。
やっぱソフトバンクがケータイ事業開始のタイミングかな、でも国内のSkypeはLivedoorとの関係があるし、なんか複雑だね。

メール以外ではあんまり使わないし、もうケータイは音声通話出来なくてもいいかも。
だいたい電話かけてくるのは、自分に対して関係優位な人ばかりだもの(社長とかウチの奥さんとか)。

スカイプ、携帯電話市場に参入–まずはドイツから

CNET Japan 2005/09/02 14:52

 ルクセンブルグに本社を置くSkype Technologiesは9月1日(現地時間)、ドイツの携帯電話事業者であるE-Plusと提携し、携帯電話でSkypeを利用できるようにすると発 表した。携帯電話事業者でSkypeと提携したのはE-Plusが初めて。