富士日記@武田百合子

川上弘美さんが、エッセイゆっくりさよならをとなえる」の中でもイチオシされてた本です。

作家の武田泰淳氏の妻の武田百合子さんが、昭和40年代に夫と過ごした富士山荘での生活を記した日記です。

誰に読ませるでもなく、日々の出来事を記録するための文章に、これほどの感動をうけるというのはどういう事なんでしょうね。

読み進むほどに、作者(記録者)の記す一日いちにちが、ほんとうに生き生きと伝わって、作者をとりまくその生活の中に、まるで自分も常によりそっているような、そんな気持ちになります。

まだ、上巻を読んだだけなんですが、下巻では、ご主人が病に倒れて・・・ということになるようです。こんなに感情移入してると、読み進むのがちょっと怖いなぁ。

富士日記〈上〉 (中公文庫)
武田 百合子
中央公論社
売り上げランキング: 37939
おすすめ度の平均: 5.0

5 気ままで、飾らない。理想的な生活
5 足が地に着く。
4 淡々と。
5 奇跡のような
5 日記といえば、、、

百億の昼と千億の夜@光瀬龍

先日、萩尾望都のマンガのほう の記事を書きましたが、ついでに原作も読みました。
過去にも読んでるのですが、なにぶん30年前のことですからね。

改めて読んで感じたのは、作品から感じる熱というかエネルギーというかそういうものです。突き動かされるような衝動で一気に書かれたんじゃないかなぁ。

神とは? 最期の審判とは如何に、なぜに神は裁きを行うのか。
末法の世に救いをもたらすとは如何に、なぜ座して末法の訪れを待つのか?

宇宙とは 、神の棲む世界とは、宇宙の内側があるとすれば外側には何が?

人とは 、人は常に争い、危機に恐れおののき、それによる破滅を繰り返す。

シッタールタ(ブッダ)、イエス、ソクラテス、哲学は、宗教は、人の知恵は、人を救うのか?

阿修羅王は、その答えを知るものを探し、遙かな時空をさまよう。 そして

とつぜんはげしい喪失感があしゅらおうをおそった。進むもしりぞくもこれから先は一人だった。すでに還る道もなく、あらたな百億の、千億の日月があしゅらおうの前にあるだけだった。

これは、息子に読ませてみよう。

 

百億の昼と千億の夜 (ハヤカワ文庫 JA (6))
光瀬 龍
早川書房
売り上げランキング: 12877
おすすめ度の平均: 4.5

5 忘れられない一冊
5 何が驚いたかって
2 残念、私の求めるSF像とは合わなかったようです。
5 宗教に興味を持ったきっかけ
5 金字塔

自転車用アイテム@OAKLEY MONSTER DOG BLACK IRIDIUM

昨年の5月、ヒマラヤGOLFで、衝動的にゴルフクラブをごっそり買いかえたので、ポイントカードが15,000円ぐらいたまってました。

買ったときは、今年こそはと、真剣にゴルフに打ち込む予定だったのでが、諸般の事情により(ま、金銭的なものです、はい。)ゴルフはしばらく封印。

しかし、このポイント1年間の期限らしく、今月中に使わないと失効らしい、もったいないので、とりあえず何か自転車生活に必要なものがないかといろいろ物色してたところ。

いいものがありました。

OAKLEY-Monster Dog-Crys Black w/Black Iridium [並行輸入品]
OAKLEY
売り上げランキング: 4375

先週の休みに、重信川のサイクリングロードを走ってたところ、目に虫が入って大変なことになったので、顔面にフィットする感じのサングラスが欲しいなと思ってたところなんですよね。

あんまり種類がなかったのですが、GEROPPAのでかい顔にもフィットしそうな感じで、しかも自転車的なポジションの若干上目使いっぽい角度でも視界が確保できそうでコレがイイ感じ。値段もちょうどいいですしね。

GEROPPAは近眼(+最近老眼が進行中)なのですが、度が入ってなくても、晴天の昼間の自転車運転にこまるようなことはないし、しかもそこはOAKLEY、度付きレンズへの交換もできるみたいです。

しかしこのサングラスかけると、東南アジアあたりのポン引きのオヤジみたいなイカサマな雰囲気。
大丈夫かなぁ。

PARIS(パリ)@GWに観た映画

GW中に観たかった映画その2「PARIS(パリ)」観ました。

このブログでは何度も言ってますが、GEROPPAは主演のジュリエット・ビノシュの大ファンです。

ところが、ここ松山で彼女の作品をロードショーで観られるチャンスはほとんどありません。
ということで、劇場でジュリエット・ビノシュを観られる今回は、とても貴重な機会なのです。

で、作品のほうはというと、ジュリエット・ビノシュ中心にざっと説明すると、

心臓病を患い、余命幾ばくもない元ダンサーの弟ピエール(ロマン・デュリス)が、ひとり暮らすアパルトマンに、同居してく役所勤めのシングルマザー(子供3人)の姉エリーズという設定です。

そして、彼らと関係あったりなかったりの、市場で働く男たちや女、大学教授の男と奔放な女学生、教授の弟、カメルーンからパリを目指す労働者、ホームレス、刹那的に生きるセレブな女たち、とにかくたくさんの登場人物たちのパリでの日常が描かれます。

特徴的なのはピエールのムーランルージュでのダンスシーン、アパルトマンのパーティーでのダンスシーン。教授のダンス、ジャンの家でのエリーズのダンス。エリーズの子供たちのダンス。数多くの印象的なダンスシーンが登場すること。

また、ピエールがアパルトマンのテラスから外を眺める時にいつもバックに流れる、エリック・サティのグノシェンヌ1番がとても悲しくて美しく印象に残りました。
 

なにしろ、フランス映画なんで、内容には最初っからあまり期待していなかったのですが、セドリック・クラピシュ監督の映像と演出はとてもよかったです。

フランス映画嫌いの人にも、男女の愛が描かれているけど、際どいからみのシーンもなく、設定のわりには、陰鬱さもありませんから、おすすめですね。

ぜひ、大人同士のカップル(夫婦でも全然OK)で観たい映画ですね。
予告編に「それでも、誰か愛したい」という言葉がありますが、まさにそんな気持ちにさせてくれる作品です。

エリック・サティ・ピアノ作品集
ビル・クウィスト
BMG JAPAN (2005-11-23)
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おすすめ度の平均: 4.0

5 サティー初心者のニーズを完全に満たす本格CD
2 ダメ
5 サティワールド全開!!

グラン・トリノ@GWに観た映画

GW中に観たかった映画のひとつ

グラン・トリノを観ました。

クリントイーストウッド監督作品で、しかも本人が出演するのはこれが最後ということです。
もちろん、これは見逃すわけにはいきますまい。

で作品ですが、こちらももちろん期待に違わぬ、すばらしい内容でした。

クリント・イーストウッドの監督作品としては、宗教・人種といった問題提起はありますが、ストーリー展開は、概ね万人受けする起承転結のはっきりしたもので、ラストも決してハッピーエンドではないとはいえ、ちゃんと正面から受け止められるような内容です。

ミリオンダラー・ベイビー を観たときのような、劇場を出た後も、長い時間、観客に映画のことを考え続けることを強いるような、そういったことはありません。

全米で公開と同時に大ヒットしたというはもっともだと思います。

エンターテイメントとして素晴らしいし、疲弊したアメリカの心を、グラン・トリノとイーストウッドが蹴っ飛ばしてくれるような爽快感もあります。

しかし、そこには、彼一流の、とても大きな大きなテーマである、人種・宗教を越えた人間同士の深いつながりが、一貫したテーマとして描かれています。

イーストウッド演じる、主人公は、フォードの工場一筋でずっと勤め上げた、ポーランド系のウォルト。
隣人一家は、モン族というアジアの少数民族、そして近隣のその同族たちとやギャング。
イタリアンの床屋に、アイリッシュの工事現場監督、おまけにウォルトの息子は、トヨタのセールスマンで愛車はもちろんトヨタ・ランドクルーザー。

作品では、現代のアメリカの雑多な人種の中で、比較的早くから社会の中でその礎を築いてききた、ヨーロッパ系移民と、あたらしく社会に溶け込もうとするアジア系少数民族移民を対比させ、また経済をはじめ産業としてアメリカの代名詞でもあった自動車産業の衰退と外国企業の台頭。
古いアメリカから、新しく変化していこうとするアメリカの今を、するどく切り取って見せている。

アメリカでの人生を終えようとするものと、アメリカで人生を始めようとするもの。
古いものがその役割を終え、新しいものが新しい国家を形作っていく、その繰り返しダイナミズムと自由さこそがアメリカであり、それはまったく別々にある個々の人種や、宗教単位の営みではなく、古いものから新しいものへ、人種・教を越えた、人間の営みとして、受け継がれていくべきものなのだということが語られているのだと思います。

それにしても、ちょっと重苦しい雰囲気を吹っ飛ばす、最後の「俺のぉ~ グラントリノぉ~」っていう歌がサイコーで大好きです。

バッグ購入@EASTPAK PARKERCORE K205F

バッグを購入しました。

今までは、国立商店の 2Way Light Briefを使ってて、これ結構気に入ってたんですよ。
というのが、このバッグ、そもそもThinkPadXシリーズユーザー向けに作られてるもので、インナーに従来のXシリーズのサイズぴったりの、防水ファスナーとクッション付きの収納スペースがあって、素材も超軽量の特殊素材、そのうえデザインもGEROPPA好みのシンプルな感じ。

しかしですね、先日PCをThinkPadX61sから、X200sに買い換えたんですが、インナーケースの横幅がギリギリで、ファスナー大丈夫?ってぐらい無理しないと入らな感じになってたんですよ。

それで、どうしようかって考えてたんですがよね。

おなじものの最新モデルでは、X200sも余裕で入るようになってるらしいんですけど、またおなじっていうのもなんだかねぇ。

さらに、自転車通勤はじめたんで、トートタイプじゃ、なんか中身ぶちまけてしまうんじゃないかって不安もあり、自転車通勤に用に快適に使えるものが欲しかったんですよね。

てことで、いいのないかと物色してたところ・・・。

ありました!。

ぴったりなのが。

EASTPAK PARKERCORE K205F
@EASTPAK PARKERCORE K205F

基本的にはショルダーバッグなんですが、ショルダーベルトも太くて、パットも厚くて肩の負担が少なそう、しかも体に当たるほうの側面にはしっかりとした肉厚のクッションがあります。

@EASTPAK PARKERCORE K205F

中もノートPC用のスペース+ポケット2つ
外側には、前面にポケットが4つ、裏面に1つ、側面に2つと十分な内容。

@EASTPAK PARKERCORE K205F@EASTPAK PARKERCORE K205F

さらに、上のカバーには、防水のファスナーがついていて、ここを開けるてハンドストラップを出すと、手提げとしても使えます。(また、これは、ショルダーの状態で、フラップを閉じていても、ファスナーを開けると中のものが取り出せてとってもベンリ。)

 @EASTPAK PARKERCORE K205F

中は迷彩になってて、秘めたるアソビゴコロもきちんと演出してます。

これで、夏に向けて、自転車通勤&ビジネスがさらに楽しくなりそうですね。

よぉーっし!

 今年は、ビジネスウェアも暑苦しいジャケットはやめて、半袖シャツ&コットンパンツでいこう!

忌野清志郎、死去

GEROPPAが敬愛する忌野清志郎さんが本日(5/2)亡くなりました。

お別れは突然やってきて・・・[ピッピーに捧ぐ]

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<追記>

突然の訃報。

一晩中、あなたの歌を聴いた。

いつでも、

どんなときでも、

あこがれだった。

あなたが亡くなった夜、

僕は街で、「君が僕を知ってる」を歌ってた。

なにも知らなかった。

死がそこまて近づいてたことも。

大切な人を亡くしたときは、

いつも

なぜ・・・。

もっと・・・。

どうして・・・。

いちどは、病気から復帰して、

また、今度も、絶対に復帰できると信じていた。

大切なこと、

いろんなこと、

すべて、

あなたに与えてもらった。

偉大なロックスター、

そして僕らのヒーロー。

愛と、

勇気と、

夢を、

そしてロックを

僕らに与えてくれてありがとう。

心から愛しています。

今までも、これからも。

ポタリング_大山寺〜三津@GIANT ESCAPE R3

今日(4/29)は、昭和の日。祭日ですね。
 
ということで、今日は大山寺〜三津周辺をめぐる30kmのポタリングコースに挑戦です。
 
出発!
いい天気です。
出発@ポタリング[2009.4.29]
 
圓明寺(四国霊場五十三番札所)
圓明寺(四国霊場五十三番札所)@ポタリング[200.4.29]
 
大山寺(四国霊場五十二番札所)
大山寺(四国霊場五十二番札所)6@ポタリング[200.4.29]
 
松山観光港
松山観光港1@ポタリング[2009.4.29]
 
三津_ターナー島
三津_ターナー島1@ポタリング[2009.4.29]
 
三津の渡し
三津の渡し@ポタリング[2009.4.29]
 
三津厳島神社
三津厳島神社@ポタリング[2009.4.29]
 
帰宅
帰宅@ポタリング[2009.4.29]
 
 
本日の走行距離:33.89km
ほかにもいろいろなところを見て回ったりしながら3時間ちょっとの行程でした。
30km意外と楽勝です。
 
よーし、来週はしまなみに挑戦だ。

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送別会@savoa(松山市二番町)

今日(28日)は、会社の送別会でした。
 
場所は二番町のsavoa
ファミマの向かいのビルの3Fです。
 
2人まとめての送別会で、ひとりは寿退社、一人は独立ということで、おめでたい宴会です。
 
料理はというと、メニューをざっと見渡すとどれもかなり安めの価格設定です。
イタリアンテイストのレストランバーって感じでしょうか?
 
本格的に料理を楽しみたい方には物足りないかもしれないけど、
大勢でにぎやかにやるのにはいいですね。
 
料理の一部を紹介。
 
鴨のローストと季節のフルーツのサラダ
鴨のローストと季節のフルーツのサラダ@savoa[松山市二番町]
 
オムレツっぽいの(料理名わかりません)
オムレツっぽいの@savoa[松山市二番町]
 
スパゲッティボロネーゼ
スパゲッティボロネーゼ@savoa[松山市二番町]
 
そのほか肉の煮込みや魚の焼いたのとか、結構な数の料理が出ました。
女性が多い宴会だったんですが、概ねよい評価のようでした。
 
ひとつ残念なのは、飲み放題のドリンクメニューにワインがなかったこと。
ぜひ加えてほしいです。

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