去る4月23日と24日に「Startup Weekend Ehime」というイベントに参加してきました。
「Startup Weekend Ehime」ですが、ざっくりいうと学生から社会人までいろんな人が集まって3日間で起業体験をするってイベントです。
イベントの詳しい内容はこちらをどうぞ。
https://tokyo2.startupweekend.org/events/startup-weekend-ehimecyboze20160422-0424/
このイベント、世界中いろんなところで開催されていて、各国から代表が集まってプランのコンテストを行う「世界大会」的なものもあるようです。
参加者は5,000円(3日感の食事代込み)を支払って参加します。
下は中学生から上はたぶん50代?まで、いろいろな人が集まっていました。
イベントの3日間のスケジュールはこんな感じです。
(ちなみにグラレコはAEDの阿部さんによるものです。)
1日目 アイデアピッチとチームビルディング
一日目の「アイデアピッチ」と「チームビルディング」の結果はこんな感じです。
付箋がたくさん貼られているのが、形にするテーマとして採用されることになったアイデアです。
2日目 コーチング
私は2日目の「コーチング」にコーチ役として、3日目の結果発表と懇親会に参加しました。
「コーチング」について運営側からのコーチングのポイントは以下のとおりです。
してコーチングの手法については「こんな感じでお願いします!」という説明もありまして、それは「アドバイスしないでね」「ビシビシつっこんで」「なんならちゃぶ台返しでも」というなかなかの鬼コーチ的なリクエストです。
プロダクトやサービスの立ち上げを経験した方ならおわかりですが、たまたま「ポッ」と出たアイデアがそのまま何の産みの苦しみもなく世に出ることはそうそうないですね。
「そんなの儲かるわけない」「できるわけないよ」的な意見は無視するとして、「このサービスココがダメだよね?」「〇〇とどこが違うの?」「誰が買うのこれ?」っていうことを一つひとつ解決してくのが主な仕事なわけで、3日間の体験の中では「立ちふさがる壁体験」としての重要なプロセスの一つと言えます、心してかからねばなりません。
コーチングでは私が担当したのは3チームです。
・ダイエット(最適なダイエットを教えてくれる)
・災害時の救援物資のマッチングサービス
・飯ネーター(今日のランチのお店をサジェストしてくれる)
というアイデアです。
細かな内容は割愛しますが、コーチングの前と後の各チームの表情はこんな感じだったということで内容はみなさまご想像ください。
各チームは今夜が正念場ですね。すでに徹夜を覚悟したチームもちらほら、みなさん頑張ってくださいね。
3日目(最終日)プレゼンと結果発表&懇親会
最終日はいよいよ前日から徹夜でプランの修正や詰め、サイトの作成やアプリ作成など行ってのプレゼンです。
そして、各チームの中からもっともすぐれたビジネスプランを審査で決めます。
各チームとも前日のふわぁっとしたプランからしっかりと検証や実行策、レプリカの作成がされ、プレゼンにも志向を凝らしてなかなかの出来になりました。最後まで迷い続けたチームも、ブレずに突き進んで実現可能なところまでブラッシュアップして臨んだチームまで、熱のこもったプレゼンの結果、優勝チームが決定しました。
優勝は「mAmazon(家事代行マッチングサービス)」のチーム。
市場調査や競合などの分析・検証、競合サービスとの差別化プラント事業計画、事業の将来的な拡大の方向性まで、短い期間で実現一歩手前までのプランが示せた優れたプランでした。
最後に
自分がコーチに関わったチームが優勝できなかったのは残念ですが、みなさんよく健闘されました。
(前日の状態からここまでなんとかなったのはちょっとびっくりです。)
たった3日間なので、アイデアの良し悪しもありますが、やると決めたアイデアをどう実現可能なところまで高めていけるか、行動力とグループ作りとメンバーの力が結集できるかが重要なポイントですね。
私も参加していろいろと学ぶところがあり、よい出会いもありました。
次回は11月(愛媛は年2回開催)に開催とのこと、今回はデザイナーの参加が少なかったようです。
デザイナーの仕事って起業アイデアから関わる機会ってあまちないと思いますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。
以上報告でした!