さいきん巷で見聞きする「丁寧な暮らし」と対極の「おおざっぱな暮らし」で日々を過ごすもうすぐ52歳です。
こんなわたしではありますが、海辺の町(伊予市郡中地区)への引っ越しを機に、そろそろ丁寧とまではいかなくても、いつもあれこれバタバタととっ散らかっていない日々を過ごしてみるのもいいんじゃないかと思い始めております。
しかし、こんなこと言ってはみるものの「思い立ってもめんどくさいからやらない」「はじめたけど続かない」のはいつものことの私であります。ところがこんなおっさんでもここ数年、朝のコーヒーだけはわりとまじめに淹れています。
何事にもあまりこだわりのない自分なのですが、コーヒーにはなぜか手間暇かけるのは何故だろうと思ってみるに、私たちの世代にとってコーヒーってわりと身近だったんですよね。
中学校ぐらいのときから友人のあいだでサイフォンで淹れるのが流行ったりしてて、友達が集まってだべったりするときにふつうに豆から挽いたコーヒー飲んでたんですよね。あと、田舎なので喫茶店でテーブルゲーム(インベーダーゲームね)ぐらいしか娯楽がなかったんですよ。で、喫茶店には自分用の11枚つづり(10杯分の値段で11杯飲める)コーヒーチケットを置いてあったりしてね、中坊のくせにブラックで飲んでました。夏休みなんかは冷房のガンガンに効いた喫茶店で毎日マンガとゲーム三昧の日々だったなぁ…。
そんな感じで、放課後は友人と喫茶店でコーヒー、デートも喫茶店でコーヒー、真夜中のドライブの一服にも喫茶店でコーヒーと、我々昭和世代は喫茶店で生まれコーヒーを飲んで大きくなった世代なのだよなぁと思うわけです。
ま、そんな昔話はこのぐらいにしといて、現在のわが家の一日はこんな感じで始まります。
- 6:30 起床
- 7:00 海辺を犬と散歩(30分)
- 7:30 朝食の支度
- 8:00 NHK朝の連ドラ(あさが来た)を見ながら朝食
ていう感じでして、朝食後にはドリップして淹れたコーヒーで一日を始めるのです。
コーヒーはどちらかといえば自分より妻がよく飲むのですが淹れるのは私が担当です。
豆はだいたいbranch coffeeさんで買ったものを、毎回飲む分をその都度挽きます。いままではハンドミルで手挽きでした、べつに手挽きにこだわってるというのではなく、それしかなかっただけなんですけど…。しかしそのグラインダーを事務所に持って行ったので、自宅用は新たに電動グラインダー(Russell Hobbs)を購入(なんと10秒で挽ける!)しました。今までは二人分でだいたい144回手回しして挽いてたのが、わずか10秒で完了(素晴らしい!)です。
グラインダーのほかにも、レンジサーバー、ドリッパー、ケトルをHARIOので一式そろえました。
- ケトルに水を入れガスコンロにかけ火をつける 。
- ドリッパーとレンジサーバーを用意する。
- ペーパーの貼り合わせ部分を折り曲げてドリッパーにセットする。
- グラインダーにコーヒー豆を入れて10秒間挽く(いい香り)。
- 挽いた豆をペーパーをセットしたドリッパーに入れる(いい香り)。
- カップを用意しあらかじめ湯を注いで温めておく。
- ケトルから湯を注ぐ(少しさましてから、だいたい85度ぐらい)
- ゆっくりとガスで泡が出るように湯をまわしいれる。
- レンジサーバーからカップにコーヒーを注いでできあがり(いい味)。
この間だいたい10分ぐらいでしょうか、こんな感じで毎日同じ動作で朝が始まるというのは一日のその後のリズムを生むのにいいんですよね、なんというかバッターが打席に立つ前のウェイティングサークルでの素振りからバッターボックスに立って構えてピッチャーの球を待つってところまでの予備動作が完了して、勝負に臨める感じとでも言っていいのかも。
こんな感じでコーヒーを淹れる習慣はすっかり定着したので、毎日使う道具ならってことでそこそここだわってみたくもなったりします。
そうすると毎日のコーヒーもさらに美味しくなったりしてなにかと充実したコーヒー生活になってきました。コーヒーの道具はいいものでもどれもそんなにびっくりするような金額じゃないのがありがたいですね。
わが家のコーヒーのクオリティの充実が生活の充実にリンクすればいいなぁなんて思っておりますが…
さてどうでしょね。
では、ブログ記事も書けたんで「コーヒーをもう一杯」。
わが家の美味しいコーヒーを入れるための道具たちはこちら。
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コーヒーがテーマじゃないけど昭和の喫茶店(だいたいこんな感じだった)の雰囲気が懐かしい。
タイトルはボブ・ディランの One of cup of coffee から。
Bob Dylan – One More Cup Of Coffee (Original) from Mavi Yelken on Vimeo.