『地域活性化』ではなく『地域最適化』を実験する。

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よく『進化論』って『弱肉強食』とか『強者生存』であり、種は一方向に進化を続けながら生存競争を生き抜き、競争に敗れた種が『絶滅』という終焉を迎える。と勘違いしている人がいる。(団塊世代の人たちは競争が好きなのでときに「弱肉強食」的に勘違いしてる人は意外と多い。

企業の生存戦略であるところの経営戦略のコンサルティングなどでは、前提としてこの「強者生存」ではなく「適者生存」が重要なのだという意識改革から始める場合があったりする。

進化論とは『適者生存』と結果の『自然淘汰』だ。

そこで、地方の問題に立ち返ってみると「地方創生」とか「地域活性化」って「強者生存」を前提としたアプローチであって、これをそのままの言葉を用いて地方の生存戦略としてもうまくいかないのではないかと考える。

本来は「適者生存」なのであって、そのとき、その環境に選ばれる最適化された「あり方」が何なのかを、仮説を立て、実践し、果たしてその結果としての自然淘汰はどうなるのか?なのだと理解しなければならない。

思うに、自分の地域の問題に向かっていく行動原理は、拡大から縮小へ向かう自分にとっては未知の世界(社会)をどんなゲーム戦略で攻略してやろうかという興味によるものだと思う。もちろん『逆張り』がモットーの自分としては、他者と違う方法論やアプローチでこれを行っていくことがそのスタイルであり与えられた役割だ。

なので、自分は『地方創生』『地域活性化』ではなく『地域最適化』に取り組んで行きたいと思う。

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