ANA、年内に紙の航空券を廃止、FeliCa&QRコードに全面移行
全日本空輸(ANA)は、2007年中に国内線において従来の航空券を廃止し、非接触IC「FeliCa」もしくは「QRコード」を用いた搭乗サービス「スキップ(SKIP)サービス」に全面移行すると明かした。9月4日から愛媛県松山空港にて移行トライアルが始まり、10月以降、国内線全空港に順次拡大する模様だ。
ANAは思い切りましたね。
国内線利用者が多いANAだから出来た英断だと思います。外国人相手に商売してちゃ、このサービス導入の決定はできないでしょう。
それにしても、時期尚早の反対の声を抑えてのチャレンジだと思いま、Felicaは、急速にコンビニエンスストアなどでも対応が進んでいますから、このタイミングは間違いではないと思います。JALがあの体たらくなのに、手を抜かずに攻めるところが素晴らしいですね。
ところで松山空港がテストケースに選ばれたのはなぜでしょう。
これは、地元の人もあまり意識していないと思うのですが、松山は国内で初めて、おサイフケータイで電車に乗れるようになったところでもあります。伊予鉄道の市内電車、郊外電車、市内バス、タクシーはすべて、Felicaで支払い、キャッシュインともに可能です。
全国に先駆けて、導入を決めた、伊予鉄道の先進性と英断はANA同様、素晴らしいですね。
ただし、おサイフケータイはドコモだけ対応というのが残念ではありますが。
こういう事情からも、松山市ではFelicaを使って交通機関を利用するという人は、他の地域よりも抵抗なく進められると考えたのかも知れませんね。
しかし、この「い~カード」、鉄道系企業のサービスということもあり、航空会社との提携はJALなんですけどね。
ともあれ、地元松山でのFelicaの取り組み、普及に、すごく期待し応援します。