ファイト! 中島みゆき

  • Pocket
  • LINEで送る

GEROPPA周辺(って自分ひとりだけど)では今、「中島みゆき」が熱い。

近頃、甘っちょろ~い、”コトバ”(これをカタカナで書いたりするのにも腹が立つ!)を並べ立てただけの、ちゃらいヒット曲たちは、まったく耳に入ってこなかったんですよ。

もう、うたによって響く心の琴線ってヤツがぶち切れてしまっていたのかと、寂しく思ってたんですが、何気なく街で流れていたこの曲を聴いてもう、ビロンビロンと、かき鳴らされてしまいました。

ファンであることを公言するのが、ためらわれるアーティストの一人ですね。
ということで、「中島みゆき」は自分とは関係のない世界の人だったとおもっていたのですが。

多分、この人のうたを、怯まずにちゃんと聴くことが出来るようになったってことでしょうね。

で、この歌、どこか吉田拓郎っぽいなぁと思っていたらこんな記事を発見しました。
なるほど・・・。

「ファイト」
あたし中卒やからね 仕事をもらわれへんのやと書いた
女の子の手紙の文字は とがりながらふるえている
ガキのくせにと頬を打たれ 少年たちの眼が年をとる
悔しさを握りしめすぎた こぶしの中 爪が突き刺さる

私 本当は目撃したんです 昨日電車の駅 階段で
ころがり落ちた子供と つきとばした女のうす笑い
私 驚いてしまって 助けもせず叫びもしなかった
ただ恐くて逃げました 私の敵は 私です

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

暗い水の流れに打たれながら 魚たちのぼってゆく
光ってるのは傷ついてはがれかけた鱗が揺れるから
いっそ水の流れに身を任せ 流れ落ちてしまえば楽なのにね
やせこけて そんなにやせこけて魚たちのぼってゆく

勝つか負けるかそれはわからない それでもとにかく闘いの
出場通知を抱きしめて あいつは海になりました

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

薄情もんが田舎の町にあと足で砂ばかけるって言われてさ
出てくならおまえの身内も住めんようにしちゃるって言われてさ
うっかり燃やしたことにしてやっぱり燃やせんかったこの切符
あんたに送るけん持っとってよ 滲んだ文字 東京ゆき

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

あたし男だったらよかったわ 力ずくで男の思うままに
ならずにすんだかもしれないだけ あたし男に生まれればよかったわ

ああ 小魚たちの群れきらきらと 海の中の国境を越えてゆく
諦めという名の鎖を 身をよじってほどいてゆく

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト! 闘う君の唄を
闘わない奴等が笑うだろう
ファイト! 冷たい水の中を
ふるえながらのぼってゆけ

ファイト!

  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。