私が住む住宅街は、自転車で上がるには、とてもとてもつらい、山の上にあります。
そんな、山に囲まれた住宅地の、北の入り口に面する小さな川にかかった橋は、毎年ホタルの見物客で賑わう、ちょっとしたホタルの名所です。
今年も、たくさんのホタルがいました。
中二、小五と、けっこうデカくなって、可愛げがなくなりつつある息子たちも、感動で興奮気味です。
手をのばせば、届きそうなところを、たくさんのホタルが、息を合わせるように点滅しながら飛んでいます。少し緑色がかった、ゆらゆらと飛ぶ、たくさんの光の軌跡を見ていると、自分がまるでホタルの夢の中にいるような錯覚を覚えます。
このゲンジボタル、東日本では、4秒に1回、西日本では2秒に1回点滅するらしいです。西日本の方が多いのは、なぜか得した気分ですね。
実質的には、交尾(生殖活動)のパートナー探しの最中なんで、ホタルも夢みてる場合じゃないですね。しかし何も考えず、ただ美しく光って舞って死んでいくホタルに、感動ひとしおのGEROPPA(42歳)でした。