政府の規制改革・民間開放推進会議(議長・宮内義彦オリックス会長)は13日、年末の答申に向けて議論、NHKの経営の在り方ではBSデジタル放送の有料化で総務省と最終調整する方針を確認した。
同会議は、有料化の方法として、料金を払った世帯だけが視聴できるスクランブル放送の導入を求めており、2006年度の早い段階に結論を出すよう答申に盛り込む方針だ。
収益性の悪化に対して、サービス(ここではコンテンツ)の向上ではなく、課金の強化を行うというのですからまったくもって「ダメだこりゃ」です。
他にも受信料未払い者への料金の督促とか言ってますよね。
そもそも収益性が悪化したのは、「タダでNHKを見る人が増えた」だからじゃなく、「このままなら金を払うほどの価値がないからどうにかしろよ、とりあえず金払わないゾ。」だからなんですよ。
地方の鉄道会社や、バス会社などの公共交通が、モータリゼーションの発展に伴い、軒並み料金アップで収益確保をはかり失敗しました。
逆にその流れに逆行し、利便性と料金を顧客の立場に立って、料金を下げサービスを向上させた会社は、しっかりと成長しています。
利用者の立場としては、まだまだ「このままじゃ・・」ってことで、まだうっすら期待も残っています。NHKの経営陣は今スグ顧客の立場に立った改革を断行しないとね。
間違っちゃいけないけど、視聴者にアンケートとることじゃないですよ。
公共放送が有料契約者のみにスクランブル放送するってことがどういうことなのか、意味をよーく考えなさい。
その上で、NHKにまだ「うっすら期待を寄せる人」たちに、真に共感を得られるような経営ビジョンを示すことです。
オリックスの会長だかなんだか知らんバカものがフザけた事を言っている、今回の件はチャンスなんだからね。
どういう意思表明をすればいいかは、簡単なことでしょう。