アメリカ南東部をおそった、大型のハリケーン、カトリーナによる被害だけど、マスコミ、連邦政府、ルジアナ州知事、ニューオリンズ市長の危機管理能力の欠如による人災の部分も大きい。
特に、ルイジアナ州知事だか、ニューオリンズ市長だったか忘れたけど、略奪行為を容認するような発言をして、警察・州兵なんかの治安維持機能不全を招してしまった。結果は見ての通りで被災地をさらに深刻な無法地帯としてしまった。
こ ういう、災害とかで、一時的な治安の不安定な状態になったとき、あちこちで略奪が起こるなんて国がアメリカ合衆国なのですよ。世界一の強国だし、経済的な大国だけども、こんな愚かで恥ずべき行為が横行するなんて情けない。
困 難なときほど、助け合いが出来る社会が、本当の意味で文化的に豊かな社会であるといえるので、この国(アメリカ合衆国)が、世界的なリーダーシップをと るにふさわしい国とは言いがたいよね。こんな国が世界のリーダーとして、アメリカ的な自由な国家を押し付けられる諸国は、たまったもんじゃない。
一方、日本国内でも、「貧富層の二極化が進んで行くのではないか」なんて言われている。アメリカのように、災害発生と同時に、略奪が起こるような社会になっていくということなのか。日本人の精神や文化が、こんなアホな国に影響されてはいけない。
ルイジアナの話の戻るけど、日本でも地方政治の首長選挙っていうのは、政策やその人自身の政治姿勢などは、だいだいそっちのけで、選挙民にはわからにように、裏側で巧妙に地域の利権構造の奪い合いに一生懸命になっている。
選挙なんてのは、候補者の名前連呼なんかして、わざと若者なんかを政治嫌いに仕向けて、投票率を下げている作戦としか思えないよね。
しかし、今回の問題から、災害時の首長の果たす役割の重要性を認識したので、次回からの選挙の際の重要な候補者選定の条件として、災害時に、ここ一番のリーダーシップを発揮し、危機管理能力が高いと思える候補者を選ばないといけない、と思う。