窒息××の血の・・・。

今夜は、ここのところ、なじみのお店のSちゃんから頼まれて、MDからケータイ用に音源を変換してあげたので、それを手渡すついで(ココはツッコまないように)に食事。

彼女、クラシックが好きなのだけど、ただでさえDL出来る音源が少ない上に、同じ曲でも演奏によって全然違うんで、なかなお気に入りの曲で、演奏でってのがなかったみたいですね。大変喜んでもらいました。(残念ながら、着うたには登録できない機種だったのだけどね。ちなみに、着うた作成についての情報はココに詳しく書かれています。)

で、ついでのほうの食事はというと、すっかりおなじみの「松山バーガンディー」。そういえば、土曜日も来たんですよね。ちょっとヘビーローテーションですが、月曜日に開いている&おいしくてお気に入りの店というと、ココになるのは、いわば必然です。

ということで、もちろん、今日もおいしいワインと料理で大満足でした。
そうそう!Mくん!「GEROPPAさん。女性と二人は初めてですね」って、気を遣ってくれるのはウレシイが、ウソバレバレなので、次回からいりません。その余計なフォロー。

で、料理のメニューはというと

 岩ガキのレモンソース
 生ハム
 シーフードカルパッチョ風サラダ
 窒息小鳩の血のソース
 などなど・・・。

どれもおいしい料理でした、が、目にとまりましたか?

 ちっ 窒息小鳩の血のソースぅ?!

ちょっと名前だけ聞くとかなりハードな印象でしょ。
オーダーの時にそのネーミングのグロさに、ひっかかってオーダー。
で、食べるとコレがウマイ!!

なんでも、わざと首を絞めて、窒息させる(血の巡りを止める)ことによって、全身の肉に血が廻って、普通では味わえないような、深い味わいに変わるというものらしい。フレンチでは、こういう鳥獣に対する素材の扱いが、日本の魚に対するものに通じるところがあり、その奥深さと素材への思い入れがサスガという印象を受けました。

このときのワインは、「エルミタージュ」パンチの効いた味わいが、濃厚なソースにぴったりのワインです。

その後は、もちろんムフフ・・・と言いたいところですが、残念ながら予定の通り、食事だけで散会、その後は、一人でいつもの「グラン・クリュ」。今夜のワインはコレです。

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クロ・レ・リュネル [2003]
Clus les Lunelles 2003

エルミタージュも力強いですが、こちらもスゴイですよ。とススメられました。
おっしゃるとおり、「ガッツーン!」と力強いワインです。
なるほど、コレはかなり濃厚な味わいの料理をじゃないとね。

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シャンボール・ミュジニー・レ・ザムルーズ [2000]
Chambolle Musigny les Amoureuses 2000

ブルゴーニュのシャンボール・ミュジニーの中で、『レ・ザムルーズ』=『”恋人たち”もしくは”恋する女たち”』という畑名の持つ、最も有名な畑のワインで、品質もシャンボールACの畑の中でも最上級のワインです。

ほぉーこりゃアロマティックっで、ウマイですね。
今夜にぴったり?のワインでしょ。

・・・と、いつもならココで終わりなんですが、なぜか、今夜は最後に強い酒を飲んで帰りたくなりました。えーっと強い酒?=>うーん???=>あっ!泡盛!!
って感じで「十五夜」に行って泡盛。
あいにくマスターは留守で、泡盛についていろいろ見聞を深める目的はかなわず、

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ツマミは、チラガー、タンのスモーク、ミミガーの唐揚げの豚三点セット。

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泡盛は「春雨 十五夜 特製ブレンド」をストレートで2杯。

で締めました。

ホタルの橋

私が住む住宅街は、自転車で上がるには、とてもとてもつらい、山の上にあります。

そんな、山に囲まれた住宅地の、北の入り口に面する小さな川にかかった橋は、毎年ホタルの見物客で賑わう、ちょっとしたホタルの名所です。

今年も、たくさんのホタルがいました。

中二、小五と、けっこうデカくなって、可愛げがなくなりつつある息子たちも、感動で興奮気味です。

手をのばせば、届きそうなところを、たくさんのホタルが、息を合わせるように点滅しながら飛んでいます。少し緑色がかった、ゆらゆらと飛ぶ、たくさんの光の軌跡を見ていると、自分がまるでホタルの夢の中にいるような錯覚を覚えます。

このゲンジボタル、東日本では、4秒に1回、西日本では2秒に1回点滅するらしいです。西日本の方が多いのは、なぜか得した気分ですね。

実質的には、交尾(生殖活動)のパートナー探しの最中なんで、ホタルも夢みてる場合じゃないですね。しかし何も考えず、ただ美しく光って舞って死んでいくホタルに、感動ひとしおのGEROPPA(42歳)でした。

知らないフリをしない。

昨夜は、社長と二人で飲みました。

よくご一緒させていただくのですが、始めから終わりまで二人で飲むのって、多分初めてじゃないでしょうか?
公私ともに、いろいろ問題の多い部下なのに、説教のひとつもなく、尽きることのない話題の数々、とても楽しい一夜でした。ありがとうございました。

社長に感心するのは、周りの「これはちょっと面倒だな」という小さな異常や、「ここはもうちょっとこうしたら良くなる」という小さな気づきを、決して見て見ぬフリをしないことですね。

私なんぞは「う~ん、これは見なかったことに・・・。」とか「今はやらないけど、そのうちやるもんね。」なんて具合になりそうなことも、きっちり片付けて行く。ここらへんは「サスガ」社長です。

何軒かの後、やっぱり最後はここでしょ。ということでグラン・クリュでワイン。
社長曰く「ここではボトルでしか飲まんぞ!」ということでボトルでいただいた今夜のワインはコレ。

CH.グラン・ピュイ・ラコスト1989
Chateau Grand-Puy-Lacoste
CH.グラン・ピュイ・ラコスト1989

ボルドー ポイヤックのグラン・クリュ(第5級)
味わいは、ボルドーの熟成した赤ワインという印象で複雑な風味とコクのおいしいワイン。

ここに来るまでに、相当飲んでますからね。
1本空けるのは結構大変でした。なので、このへんの記憶は断片のみ。

この夜も、いつものように飲み過ぎです。

Gecko

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ヤモリです。(正式には、ニホンヤモリ(ヤモリ科) 学名:Gekko japonicus)
(某ブラウザの描画エンジンの名前の由来はこれですね。)

保護色なんでウチの白い塀に一体化しております。本人(ヤモリ)は、完璧に忍法隠れ蓑の術を決め込んでいるがのごとく、近づいて撮影しても微動だにしませんでした。

ヤモリはその所作や佇まいが大好きな生き物です。
捕獲してしばらく観察したいなと思いましたが、言い伝えでは家の守り神ということなので、そっとしておいて、家を守ってもらうことにしました。

ピエール・ド・ロンサール

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庭のバラ(ピエール・ド・ロンサール)が一気に咲き始めました。
このバラは何層にも重なった高密度の花びらが特徴的なツルバラです。緑がかった花弁の付け根から先に行くにしたがって白、ピンクへと複雑な色合いが美しくいバラです。たくさんの花を付けるのも特徴で、散っていく花びらはその密度から、玄関周りにたくさんの花びらを散らし、美しく飾ってくれる様がまた素晴しい、我が家のシンボルツリー(フラワー?かな)です。
今年は、いまから1週間ぐらいがちょうど見ごろです。

今日のワインは、これ。
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VDP・ド・フランシュ=コンテ
ピノ・ノワール”ヴィエイユ・ヴィーニュ”[2004]
Vin de Pays Franche-Comte Pinot Noir Vieilles Vignes 2004

名前を見ればわかりますね、ブルゴーニュのピノ・ノワール。
Vin de Pays(ヴァン・ド・ペイ)としては、結構な値段(2500円ぐらい)でしたが、納得の味です。
ピノ・ノワールらしく、カシスの風味が特徴的です。味わいも決して単調ではなく、際立ってはないですが複雑さを持っています。

ちょっと塩味のきいたブルーチーズと合わせてみるとドンピシャでおいしくいただきました。

今夜もワイン

昨夜は会社の部下K君と飲みました。

ここのところ、人の出入りが激しい我が部門。送別会、歓迎会など大勢で飲む機会はたくさんあったのですが、なにしろ大勢なもんで、残念ながら、部下の一人ひとりとじっくり話す時間はありませんでした。

しかも、歓送迎会の場合には、入社3年目弱にして、すっかり古株となったK君より、どうしても新しく入った人、出て行く人とのコミュニケーションを優先しますよね。なので、なんだか久しぶりにK君と、仕事のこと、家庭のこと、将来のこと、などたくさんの話をしました。

しかし、サシで飲むってのもいいですね。
他の部下とも一人ひとりこんな機会を作ってみたいと思います。(えっ!迷惑?しかも女性の場合はセクハラになるの??)

K君とはもう一軒行って別れ、最後は一人で、おなじみのグラン・クリュ。
グラスワインで、赤は一通り全部と白を1杯。今夜も以下のとおりたくさん飲みました。

1996 シャト・ーオーマルビュゼ

1996 シャトー・オーマルビュゼ
Ch Haut Marbuzet

格付けでいうとグラン・クリュ(Grand Crus)の下、クリュ・ブルジョアのワイン。
サンテステフというと、CH.Cos-d’Estournel(コス・デストゥルネル)、 CH.Montrose(モンローズ)などに代表される、力強い男性的なワインと言われています。 あと有名なところではCH.Calon-Segur(カロン・セギュール)などがあります。

このワインも力強い印象のワインですが、中級のグラン・クリュに匹敵する味わいのワインです。

2001 ジゴンダス<エドモンド・ビュルル>
2001 ジゴンダス<エドモンド・ビュルル>

Gigondas <E・Burle>

コート・デ・ローヌジゴンダスの村名ワイン

ろ過も清澄もしていない、きわめてナチュラルな風味が特長のワイン
ジゴンダスと言えば「ドメーヌ・サンタ・ディック」が有名ですね。こちらは、以前に飲みました。フルボディの濃厚な果実実とスパイシーな風味が特徴で、ジビエにぴったりの印象に残るワインでした。

で、この「エドモンド・ビュルル」は、さらに、グルナッシュが100%、ろ過も清澄もされていないというさらに濃密な味わいが印象的なワインです。

1996 モルゴン・キュヴェ・スペシャル <ジョセフ・シャモナール>
1996 モルゴン・キュヴェ・スペシャル <ジョセフ・シャモナール>

Morgon Cuvee Special <Jospeh Chamonard>

モルゴンはボジョレーのマルセル・ラピエールが有名ですね。ガメイ100%というと若飲みのワインで、熟成には耐えないというのが通説ですが、このワインは10年という熟成でブルゴーニュの上質なピノのような味わいです。一般論はあくまで一般論なんですね。これは、まいりました。

2004 キートリッヒャーグレーフェンベルグ・シュペトレーゼ
2004 キートリッヒャーグレーフェンベルグ・シュペトレーゼ
Kiedrich Grafenberg Spatlese
ドイツワインですね、シュペトレーゼというよりアウスレーゼに近い甘さの印象です。
ドイツきっての銘醸地ラインガウのキートリッヒ村に1868年創設。「皇帝ヴィルヘルムII世がこよなく愛した白ワイン」ということですが、酸味と甘さのバランスが絶妙ですね。

1999 オーカルル・フロンサック
1999 オーカルル・フロンサック

Haut Carles Fronsac

ボルドー ポムロール、サン・テミリオンを取り巻くようにあるフロンサック地区で随一と言われるワイン。けっこう飲んでますのでこのあたりからあまり記憶なし。

2003  パッソピシャーロ

Passopisiaro
これは、以前にもボトルでいただいたイタリアはシチリアのワイン。華やかで濃厚な味わいの派手なイメージのワイン。おいしい・・・けど酔っぱらってました。

アディオ~ス au&SONY [ au W42s ]

au W42S ウォークマン携帯 Engadget Japanese

待望のau W42s発表!というニュースに期待を込めてその内容をみました・・・が!

ぐぅあぁくぅーっ!(伊東四朗小松政夫風でね)もうau&ソニエリには二度と期待しません。

特にSONY。
MemoryStick Walkman から始まったWalkmanのブランド破壊を、ここまで徹底してやるなんて、イタサ加減はもう尋常じゃありませんね。もちろんパートナーのauにもがっかりです。

売りの内蔵1GBフラッシュメモリにはやっぱりLISMOで買った曲(か、HE-AAC 48Kbpsにリッピングした曲。着うたフル)しか入りません。ソニックステージを使う場合は別にメモステを買ってきてそちらに入れることになります (mp3などはATRACに再エンコードしてから転送)。また内蔵1GBフラッシュメモリは「音楽専用」なので画像やアプリの保存にも使えません(別に 38MBのデータフォルダがあります)。

~中略~

音楽プレーヤと考えると内蔵フラッシュ用着うたフルプレーヤとメモステ専用ATRACプレーヤが一台のなかで別居しているようなものですが、手持ちの音源 を何度も再エンコードするのが趣味の方、リスモで1GB分購入する気満々の方、もとからATRACで管理してきたハードコアな方には大変すばらしい機種だ と思います。

何ですかね?この中途半端さは。対して、前述の記事でも紹介されている、海の向こうのソニエリ製ウォークマン携帯W850のスペックはというと

QVGA液晶に4GBまでのメモリースティックPro Duo対応。プレーヤとしてWalkman Player 2.0を搭載、MP3/AAC/AAC+/eAAC+/m4aの再生に対応します。またGracenote Mobile MusicIDを利用した”TrackID”機能も搭載。気になった曲が流れていたら携帯を取り出して数秒間録音すればIDサーバに送信・照会されて曲名 やアーティスト名が分かるというあれです。そのほか2メガピクセルカメラ、A2DP対応のBluetooth、USB 2.0接続でマスストレージ、FMチューナ、30時間再生、ブラウザにはNet frontなど。

どうです?この違い。
おいおいハワード・ストリンガー!(SONY本体のCEOなんで、ソニエリの端末仕様までは関係ないでしょうけど、一応怒りの矛先には絶好の対象なんで)日本人をなめとんのか?SONYが生まれたのはどこの国なんだい?

本当にここ数年、何度裏切られても、それでもなぜか「いつかは気づいて自分の方を向いてくれるだろう」という気持ちでしたが、これはもう決定的ですね。C404sから始まったau+ソニエリ(当時はSONY)一途なGEROPPAでしたが、もう耐えられません。W32s、W41sはスルーして、待ちに待った結果がこれですから、どんなに裏切られても、信じ続けた、だんなの浮気の現場を目撃した奥さんのような気持ちです。

てことで、明日からはFOMA+ソニエリ(エリクソン)SO902iと暮らします。

なんやっ!ソニエリやないかいっ!っと、ここはツッコミどころですが、じつはあちらは同じソニエリの中でもWalkmanブランドを使う生粋SONYチーム、かたやこちらは、生粋のEricssonチーム。(根拠はないですよ。)全くもって端末のコンセプトが違います。

アディオ~ス au&SONY

晴天の日曜日。

今日は晴れ。
ここのところずっと雨だったので、晴天の休日はやることがいっぱい。

予定 庭木の消毒
結果 消毒したものの膨大な量の毛虫駆除できず。
     一匹、一匹キンチョールで駆除。

予定 庭の雑草抜き
結果 完了!    

予定 DVDを認識しないPSXをソニー特約店へ修理へ出す。 
結果 店舗が定休日 おいおい日曜日に休むなよぉ!

予定 ミニバイクを買う。
結果 バイクショップを2、3件まわるがどのバイクがいいのか全然わからん。
    詳しい人(ウチの会社にはいっぱいいます。)に相談することにする。

予定 昼寝1時間
結果 昼寝1時間(こういう予定はきっちりこなす。)

予定 チョビ(柴犬1歳)のフィラリアの診断と予防のクスリをもらう。
結果 チョビ(柴犬1歳)のフィラリアの診断は陰性、クスリ7ヶ月分(12000円也)

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ドリームドリー動物病院
ここは日曜日も診察しています。

予定 夕食の用意
結果 天気がいいので、テラスで七輪バーベキュー

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予定 目標である一日30分プログラミング-Ruby on Railsの独習
結果 酔っぱらって寝たのでやってません。

予定 明日の会議資料の確認
結果 酔っぱらって寝たのでやってません。

予定 たっぷり睡眠
結果 寝るのは早く22:00、しかし早く寝すぎたかAM3:00ぐらいに目が覚めてあとは眠れず。なので睡眠不足解消はどうやら明日に持ち越しですね。

ということで、朝早くからブログ書いたりしてます。

20時過ぎの高速バスターミナル

意味不明な前エントリーからお察しのとおり、がらにもなく凹んでいたGEROPPAです。

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とまあ、そんなこともありながら、今日は高松で仕事。

実は私、クルマの運転(特に高速道路)がダメなのです。
何がダメかというと、運転しているとすごく眠くなるからなのです。もうホント、次々と襲い掛かってくる睡魔との闘いで、辞世の句など詠みつつ命からがら目的地にたどり着くという感じです。

さらに、今日は抗生物質を服薬中なので、クルマの運転など論外という状況。
まあ、一人だと、高速料金&ガソリン代を考えると、バスの方が安く(松山<=>高松間往復7200円)付きます。(あとは目的地であちこち移動するときのタクシー代との兼ね合いですね)

なによりも、高速バスでの移動中は集中して仕事が出来ます。読書も出来ます。まとまって2時間、自由に使える、周りから遮断された世界があるなんて贅沢そのものですね。今日は、以前に一度読んで、もう一度じっくり読みかえしたいと思っていた「ワインの本(辻静雄:著)」を読みました。ワイン(フランス)の教科書といえる良書。初心者はまずこの本から入るべし。ですね。

ワインの本
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辻 静雄
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写真は仕事帰りの「ゆめタウン」の前の高速バスのバス停です。
20時過ぎのバス停は、各方面への最終便が発車する時間帯、乗車する人と同じ数だけ見送りの人がいました。

大阪行きのバスには、照れくさいのか、目線を合わせない息子に、一言二言声をかけてそっと手を振る母親。高知行きのバスには、単身赴任先から家族の待つ家に帰る不倫相手の男性を、しばしの別れというだけでなない、複雑な表情で見送る女性(勝手な想像ですが間違いなし)。

なにやらここにいる人たちの、日常の小さな裂け目から感情のひだのようなものが、見え隠れしているような場所なのかなぁなんて、考えたりするやっぱり凹みモードのGEROPPAでした。 

「サヨナラ」ダケガ人生ダ

コノ杯ヲ受ケテクレ

ドウゾナミナミ注ガシテオクレ

花ニ嵐ノタトエモアルゾ

「サヨナラ」ダケガ人生ダ

    ~井伏鱒二『厄よけ詩集』

勧 君 金 屈 巵
満 酌 不 須 辞
花 発 多 風 雨
人 生 足 別 離

~「勧酒」 于武陵

人生には出逢いがあり、別れがある。

別れが悲しいのは、出逢いが特別だからなんだ。