動的平衡~生命はなぜそこにやどるのか@福岡伸一

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GEROPPAお気に入りの、福岡伸一先生の新刊です。
 

動的平衡 生命はなぜそこに宿るのか
福岡伸一
木楽舎
売り上げランキング: 99
おすすめ度の平均: 4.0

3 『教祖』に化ける可能性は杞憂か?
5 生命に感じる諸行無常
5 生命について、今一度考え直してみる良い機会をくれた良書
4 啓蒙的良書
5 学者の役割をよく果たしている本

 
本作は、雑誌ソトコトの「エレメント・フラグメント・モーメント−等身大の科学へ−」、ダイナースカード会員誌「シグネチャー」の連載内容を加筆・再編集したものであり、散文的な内容であり、氏の他の著作と重なる内容の部分も多です。
 
とはいいつつ、福岡伸一の哲学的で美しい文章は、あいかわらずで、さらにダイエットの誤った知識を、分子生物学者の立場からばっさりと斬りすてる第3章なんかは、女性にもぜひ呼んでもらいたいし、十分に楽しめると思います。
 
  【目次】
 
  プロローグ ——生命現象とは何か
 
  第1章 脳にかけられた「バイアス」 ——人はなぜ「錯誤」するか
 
  第2章 汝(なんじ)とは「汝の食べた物」である ——「消化」とは情報の解体
 
  第3章 ダイエットの科学 ——分子生物学が示す「太らない食べ方」
 
  第4章 その食品を食べますか? ——部分しか見ない者たちの危険
 
  第5章 生命は時計仕掛けか? ——ES細胞の不思議
 
  第6章 ヒトと病原体の戦い ——イタチごっこは終わらない
 
  第7章 ミトコンドリア・ミステリー ——母系だけで継承されるエネルギー産出の源
 
  第8章 生命は分子の「淀み」 ——シェーンハイマーは何を示唆したか
 
  あとがき
 
 
驚いたのは、福岡氏がライアル・ワトソンの近著2作の翻訳を行っていたこと。本作内でも、デカルトの生物機械論(いわゆるカルティジアン)のアンチテーゼとしてワトソン氏の著作を紹介している。
 
ライアル・ワトソンは、超常現象についてや、百匹目のサル現象の創作などで、とかくあやしいおじさんとして取り上げられてますが、GEROPPAは大好きなんですよね。代表作「生命潮流」は、もっとも影響を受けたいくつかの本のひとつです。
 
そういわれてみると、福岡伸一の中にワトソンと重なるニューエイジャー的な思想が見えてくるような気がします。
ワトソン氏作、福岡氏訳の「エレファントム思考する豚」(邦題)は、年内に発売されるらしいので、こちらも楽しみです。
 

生命潮流—来たるべきものの予感
木幡 和枝 Lyall Watson
工作舎
売り上げランキング: 104497
おすすめ度の平均: 2.5

4 数字化できないことの、夢の力。
1 100匹目のサルの嘘
1 ファンタスティックに歪められた御都合主義の超科学
4 ライアル・ワトソンの主著

Posted via email from geroppa’s posterous

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